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Orcus Financeとは?【$oUSDと$ORU】Astar上でのアルゴリズム型ステーブルコイン!

Astarネットワーク

こんにちは、マサです。
今回は、Astarネットワーク上のプロジェクト【Orcus Finance(オーカス ファイナンス)】について解説します。

忙しい人「$oUSDって何?どこが発行しているの?。それってどんなプロジェクト?」

マサ「$oUSDは、OecusFInanceが発行しているAstar上のステーブルコインです。USDCとORUの2つのトークンに担保されたアルゴリズム型のコインなんですよ」

10秒でわかるこの記事の概要

OrcusFinanceは、AstarNetwork上でステーブルコインを発行しているプロジェクトです。
発行しているステープルコインは『$oUSD』。
これは、Astar上で初のアルゴリズム型ステープルコインとなっています。

仕組みとして、独自通貨$ORUと$USDCを利用し$oUSDをミントするデュアルトークンシステムを採用。
$ORUは、$oUSDのミントに使用されるほか、OrcusFinanceのガバナンストークンとしても利用されます。

将来的には、マルチチェーンでの利用を目指しており、BTCやETHにも対応していく予定です。
実はつい最近、ハッキングにあってしまい、現在新たに色々とプロジェクトの立て直しを模索中。
何かと目が離せないプロジェクトです!
>> OrcusFinance公式サイト

というところです。
この記事を執筆時点(2022/06/15)では、ハッキングによって$ORUの価格は$0.0000005となってしまいました。
これを今後立て直すための案が、いくつか提案されており、その辺についても記事の後半で少し触れています。
気になる方は、ぜひ続きを読んでみてください!

今回の内容

僕自身、現在も$ORUのホルダーで、以前はたびたびOrcusFinanceも利用していました。
だからこそ、しっかり調べている部分もありますので、それなりに信憑性はあるかなと思います。
また、特にハッキング事件(後述)後の動きもお伝えしています!

OrcusFinanceとは?


OrcusFinanceとは、AstarNetwork上で最初の、フラクショナルアルゴリズム型ステープルコインを供給するプロジェクトです。
「あー、なるほど・・・?」

簡単にザックリいうと、
『難しい計算(アルゴリズム)によって安定させたステーブルコインを発行している』プロジェクトだと思ってください。

OrcusFinanceの特徴

  • アルゴリズム型のステーブルコイン$oUSDの発行
  • 独自通貨$ORUの発行
  • Farms、Staking機能

OrcusFinanceでは、独自のステーブルコイン『$oUSD』を発行しています。
この$oUSDは、アメリカドルにペグ(連携)しているので、$1oUSD=$1の価値を保つようになっています。
この価値を保つ方法を、難しい計算(アルゴリズム)でしている『アルゴリズム型』であるというのが、この$oUSDの最大の特徴になります。

対比として、Astarネットワーク上には、ステーブルコインを発行しているAstridDaoというプロジェクトがあります。
このAstridDAOが発行する$BAIも、$1BAI=$1で価値が担保されているステーブルコインです。

OrcusFinanceもAstridDAOも同じステーブルコインを発行しているプロジェクトですが、成り立ちが大きく違います。
AstridDAOが発行する$BAIの場合、$1=1$BAIの価値を保つため、他の暗号資産(仮想通貨)を約1.4倍ほど担保として差し入れなければいけません。
つまり、その担保となった仮想通貨を資産的な裏付けにして、$BAIの価値を担保しているんです。

一方、$oUSDは、一部を$USDCで担保していますが、残りは$ORUを駆使したアルゴリズムで成り立たせています。
つまり、$oUSDは、資産的裏付けが一部しかないステーブルコインなんです。

ザックリとした説明でしたが、この資産的裏付けが100%ではない『アルゴリズム型』のステーブルコインを、Astarネットワーク上に初めて誕生させたのが、このOrcusFinaceというわけです。

この仕組みには、独自通貨$ORUの存在があります。
次から詳しく見ていきましょう。

独自通貨$ORU


$ORUは、OrcusFinanceの独自通貨です。
この$ORUには、大きく3つの役割があります。

  • 資金効率を高める
  • ガバナンストークンとしての機能
  • OrcusFinanceでの報酬

まず、最も大きな役割となっているのが、『資金効率を高める』という役割です。
この$ORUを利用することで、$oUSDをより資金効率高く運用することができます。

どういうことか、簡単に例を出して説明しますね。
例えば、$1oUSDを発行したいとしましょう。
$oUSDは、一部を$USDCで担保し、残りを$ORUで担保します。

$1oUSD = $0.9USDC + $0.1ORU

上は一例ですが、こんな感じで、$1oUSDが発行されます。
この$1oUSDは$1と価値が連携しているので、この例だと、実質$0.9で$1を運用することができるようになるんです。
資金効率が高まりますよね。
これをアルゴリズム(高度な演算)と組み合わせて提供しているわけです。
テラネットワークの$LUNAに近い感じです。

次に、$ORUは、ガバナンストークンとしてのユーティリティも備えています。
このOecusFinanceは、もともと自律分散型のDappsです。
なので、この$ORUのホルダーのガバナンス(投票)で、プロジェクトの方向性を決めていきます。
その際の投票権の機能を持っているということです。

正確には、$ORUをステーキングすることで得られる$xORUがガバナンストークンとなるのですが、今のところ、まだあまり機能していないようです。
僕自身、現在38万xORUを所持していますが、使えていません。
これからに期待といったところでしょうか。

最後に、ステーキングやファーミングの報酬としても、この$ORUが利用されます。
これにより、他所からの資金調達を必要とせず、プラットフォーム利用のインセンティブを働かすことができ、$oUSDを円滑に回すことができるような仕組みをつくっているんです。

いうのが、この$ORUのザックリとした役割になります。
そして、この$ORUは、すでにArthSwapなどで他の通貨とのトレードが可能です。
現在の価格は・・・、色々ありますので、後ほど解説したいと思います。

次に、OrcuFinance自体のプラットフォームとしての機能についてみていきましょう。

OrcuceFinanceでできること


OrcusFinanceでできることは、以下の3つです。

  • $oUSDの発行
  • $ORUのステーキング
  • $USDU、$oUSD、$ORUのファーミング

まずは、$oUSDの発行です。
これはすでに説明しました。
このOrcusFinanceのコアとなる機能ですね。

次に、$ORUのステーキング機能です。
この$ORUがガバナンストークンとしての機能を持っていることは、先ほど少し触れました。
正確には、この$ORUをステーキングして得られる$xORUが、ガバナンストークンとなります。
その$xORUを得るために実装されているのが、このステーキング機能です。

ステーキングすると、その枚数に応じて、一定の$ORUをさらに得ることができます。
ただし、早期ステーキング解除にはペナルティがあり、7日間経過しないうちに解除してしまうと、報酬である$ORUが50%没収されます。
没収された$ORUは、ステーキングしている$xROUホルダーに分配されるという仕組みです。
これらの報酬とペナルティを組み合わせることで、できるだけ多くの$ORUをロックして、$ORU価格の維持を図ることを狙いとしています。

最後が、ファーミングです。
現在は、$USDC-$oUSD、$USDC-$ORU、$oUSD-$ORUの4つのファーミングが用意されています。
$oUSDは、一部が$USDCに裏付けされたステーブルコインなので、できるだけ多くの$USDCをロックしたいという狙いがあります。
ファーミングすることで、$ORUを報酬として得ることができますが、現在のAPYは17%程度と、やや低めです。
こちらも、今後に期待していきたいところです。

OrcuceFinanceのロードマップと最近の事件&取り組み


最後にロードマップです。

  • $ORUトークンセール
  • プロトコルのローンチ
  • $oUSDをレンディングサービスに組み込んでもらう ←今ここ
  • Orcusローンチパッドの開発
  • $ORUのステーキングを利用したローンチパッドの開始
  • Orcusローンチパッドからいくつものプロジェクトをローンチ
  • Orcusレンディングサービスを開始
  • 合成資産の開発
  • AstarNetwork内のFX市場の拡大
  • マルチチェーン展開

という感じです。
将来的には、FXのようなのレバレッジプロトコルの開発も目指しているようです。

ハッキング事件

そんな野心的な目標を掲げているOrcusuFinanceですが、先日事件が起きました。
OrcusuFinanceの管理している$ORUのホットウォレットがハッキングにあったというのです。


<上記翻訳>

親愛なるコミュニティ、私たちは何が起こったのか、そして私たちがどのように問題と戦うのかを説明しました、詳細をチェックしてください。

そして、これがその記事です。

ハッキングにあった後、$ORUの価格は99%下落しました。

現在(2022/06/15)の価格は、$1ORU= $0.0000005です。
目がかすむくらいの金額になってしまいました。

$oUSDも一時、1$から大きく乖離してしまったのですが、運営の素早い対応により、現在は1$でしっかりペグされています。
ハッカーも特定され、すでにウォレットへの対策も終了しています。
また、所有権の移動や新しいOrcus Vaultのリリースなど、非常運営の対応は素早かったです。
$ORUはすでにその価値を失いつつありますが、$oUSDは健在。

そして運営は、この$ORUについても挽回を図るべく、色々とアイデアを出しています。


これによると、NFTを限定発行し、それを$ORUで販売するという計画のです。
NFTの数は333枚。
超少ないです。
現在$ORUを大量に保有している人向けに発行し、大量の$ORUを取得した上でバーン。
$ORUの価格を再び押し上げる作戦のようです。
NFTの保有者は、そのランクによりゴールド、シルバー、ブロンズの3段階あり、そのレアリティ=ガバナンスの力になるという仕組みを模索していますが・・・、どうなるでしょうか。

パッと見は、あまり賛同を得られていないようです。
これからの運営とコミュニティーの動きにも要注目!
また動きがあったら、追記していきたいと思います!
>> OrcusFinance公式サイト

というところで、今回は以上です。
アルゴリズム型ステーブルコインは、先日のLUNAショックがあったばかりで、今、非常に厳しい状況に立たされています。
人によっては、アルゴリズム型自体、うまくいくわけがないという意見もあります。
今ここが正念場。
ぜひ、運営には頑張ってほしいところです。

それでは、楽しいクリプトライフを!

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