【Astar発のステーブルコイン!】Astarネットワーク上のプロジェクト『AstridDAO』とは?
こんにちは。
すっかりASTARにハマっているマサです。
今回は、Astar Network上のプロジェクト『AstridDAO(アストリッド・ダオ)』について解説します。
忙しい人「AstridDAOってどんなプロジェクト?Astarとどういう関係なの?」
マサ「一言でいうと、独自のステーブルコイン$BAIを発行しているプロジェクトです。ステーブルコインを作ってるって、凄いですよね!」
10秒でわかるこの記事の概要
AsridDAOは、Astarネットワーク上で、独自のステーブルコイン$BAIを発行しているプロジェクトです。
これを利用することにより、担保として提供した仮想通貨を売ることなく、無利子でステーブルコインを借りて、運用できます。
また、$BAIをステーキングして、$ATIOというAstridDAOの独自通貨を獲得することもできます。
$BAIの利用先はまだ限定的ですが、Astarが盛り上がりとともに提携先も増えてくると思うので、これからが期待のプロジェクトとなっています!
>>AstridDAO公式ページ
という感じです。
ステーブルコイン$BAIのほかにも、ステーキングでもらえる$ATIO、投票権付のveATIOなど、色々と機能がありますので、もっと詳しく知りたい方は、ぜひ続きを読んでみてください。
今回の内容
今、asterネットワークでは、数多くのプロジェクトが次々にローンチされています。
早期に参入していると、良いことがあるかもしれません。
とはいえ、あまりに数が多い・・・><
ということで、このMasa-Janiブログでは、Astarネットワークで生まれている種々のプロジェクトを、1つ1つを分かりやすく解説しています。
ぜひ一読して頂き、それぞれの概要だけでもつかんで頂けたら嬉しいです!
AstridADOとは?
AstridADOとは、『無利子の借り入れプロトコル』です。
まあ、ザックリいうと、『ステーブルコインを無利子で貸し出す銀行みたいなもの』と思って頂ければいいかなと思います。
「え?無利子でステーブルコインを貸してくれるの?!怪しい、詐欺だ!」
ですよねー。
でも、落ち着いて下さい。
貸してくれるステーブルコインは、$BAIという、このAstridDAOが独自に発行したステーブルコインなんです。
「ん?ステーブルコインって、作れるの?」
はい、実は作れるんです。
仮想通貨の世界でのステーブルコインというは、いわば現実世界のドルのこと。
その現実世界のドルに価格や価値が紐づいているものをステーブルコインと呼んでいます。
例えば、USDTやUSDCなんかがそれにあたります。
1USDT=約$1。USDC=約$1という具合です。
そして、実は、すでに独自のステーブルコインを発行して、大成功しているプロジェクトもあるんです。
MakerDAOという、イーサリアムチェーン上のプロジェクトです。
ここは、独自のステーブルコイン$DAIという通貨を発行しています。
1DAI=約$1。
この$DAIは、すでにステーブルコインとして、その地位を確固たるものにしました。
今、多くの取引所でこの$DAIの利用が進んでいます。
今回のこのAstridDAOは、このMakerDAOをaster上に持ってきたプロジェクトだと言うこともできます。
ですので、しっかりとした裏付けや、多くの取引所での提携があれば、ステーブルコインを発行すること自体は可能だということです。
「そんな勝手にステーブルを名乗ってるけど、本当に価値あるのかしら?」
この$BAIを借りる上で、借り手は借りる$BAI以上の担保金(仮想通貨)をAstridDAOに預け入れなければいけません。
その預け入れた金額を担保にして、$BAIを貸し出すので、万が一借り手が$BAIを返却できなくなっても、担保金で清算ができるのです。
つまり、発行する$BAIの通貨価値は、事前に預け入れられた担保金で保証されているっていうことです。
「うーん、でもでも、そんな$BAIなんて通貨を借りて、どんな意味があるわけ?」
そこがポイントですよね!
その辺の利用方法も含めて、$BAIについては、次でより詳しくご説明していきます。
ステーブルコイン$BAIとは?
ステーブルコイン$BAIとは?
$BAIとは、AstridDAOが独自に発行しているステーブルコインです。
1$BAI=$1になるように、アルゴリズムを組み、価格を連動させています。
$BAIの特徴として、この$BAIは、無利子で借りることができます。
他の交換所(例えばStarlayなど)では、通貨を借りると利息を払う必要がありますので、その点、とても有利です。
ただし、借りる際と返却する際に1度だけ、手数料を取られます。
この手数料は、その時の$BAIの流動性や動かす金額の大きさで変わりますが、大体0.5%~5%の範囲で設定されています。
ですので、大きい金額を借り入れたりする時には、注意が必要ですが、無利子で借りられるので、長期借入なんかには良いかもしれませんね。
$BAIの運用方法
現状、この$BAIは、あらゆるチェーン上で利用可能ではありません。
astaerネットワーク上でのみ、利用ができます。
ですので、現時点での$BAIの運用方法は、大体以下の2つです。
①他のastarプロジェクトへの投資 ②AstridDAOへのファーミング
①他のastarプロジェクトへの投資
AstridDAOは、多くのastarプロジェクトと連携しています。
ですので、当面はそのプロジェクトでの利用が主流になります。
利用できるプロジェクトは、例えば、
- ARTHSwap
- Starlay
- Kagla
- Sirius
- Avaoult
という感じです。
利用というのは、主には、他のプロジェクトへの流動性提供や、スワップしてからの流動性提供などのことを指しています。
具体的にご紹介すると、例えばSiriusでは、4つのステーブルコインLP + $BAIをステーキングすることで、通常110%位のAPYが230%位にブーストされたりしています。(2022/5/4現在)
また、$BAIを別の通貨にスワップ(交換)することもでき、astarネットワーク上では、比較的利用がしやすい感じですね。
astarネットワーク自体が、非常に力を入れて個々のプロジェクトを応援していますので、プロジェクト間での連携がとても強いです。
ですので、こういった新規のプロジェクトへの優遇処置を個々の連携しているプロジェクトが後押ししているため、通常のステーブルコインよりも有利に運用できることが多いので、$BAIを運用するとなると、こういう連携プロジェクトでの運用が現時点ではメインになるのかなと思います。
②AstridDAOへのファーミング
次に、AstridDAOへのファーミングです。
AstridDAOが発行している$BAIですが、AstridDAOそのものにこの$BAIをファーミングすることも可能になっています。
そのファーミングによって、AstridDAOの独自通貨である$ATIOがゲットできます。
そして、その$ATIOをさらにロックステーキングすることで、veATIOという投票権付LPトークンをゲットすることができ、ファーミングのブーストやDAOの方向性に影響力を持つことが可能です。
・・・ちょっとややこしくなってきてますね。
この辺の仕組みについては、次で詳しく説明しますので、ここでは、「$BAIをファーミングして$ATIOという通貨が稼げるのね」くらいにザックリと押さえておいてください!
『補足』どうして、ステーブルコインを借りる人が多いのか?
補足として、どうしてステーブルコインを借りる人が多いのかについて説明します。
「その説明いらないよ」という方は、飛ばして次へ進んでくださいね。
さて、$BAIに限らずですが、そもそもステーブルコインとは、仮想通貨界における基軸通貨のようなものです。
ですので、例えば、ある通貨を一時的に『利確』する際にステーブルコインに変換したり、またある通貨を『購入』する際に、ステーブルコインが必要になったりします。
具体的な例でいうと、例えばバイナンスで$ASTRを購入したいとなったら、$BNBでは購入できません。
USDT、BUSD、BTC、ETHのいずれかでしか購入ができないんです。
逆を言えば、ステーブルコインであるUSDTなんかは、購入・交換に利用できる通貨が非常に多いんですよね。
ですので、色々な通貨に投資したいとなったら、ステーブルコインを持っているととても重宝します。
と、ステーブルコインの事を理解して頂いた上で、今度は投資の話です。
例えば、「ビットコインはまだまだ価値が上がる!」って思っている人がいたとします。
きっとその人は、ビットコインをガチホ(絶対に手放さない)するでしょう。
でも、ビットコインより運用益が高そうなプロジェクトを見つけたら、どうでしょう?
「ビットコインは手放したくない!でも売らないと投資に回す資金がない!くやしい!」ってなりますよね。
そこで、ビットコインを担保にして、ステーブルコインを借ります。
ステーブルコインは、多くの通貨と交換が可能なので、どんな通貨にもだいたい対応が可能。
それでもって、その借りたステーブルコインで、運用益の高いプロジェクトに投資。
という需要が多くあるわけです。
こうすれば、ビットコインは売らずに済む上に、資金運用もできちゃうので、とてもいい感じなんですよね。
ですので、ステーブルコインというのは、常に需要があり、それを無利子で貸し出してくれるAstridDAOみたいなプロジェクトは、とてもありがたいよね、というお話でした。
独自通貨$ATIOとveATIO
ここからは、AstridDAOに$BAIをファーミングして得られる$ATIOと、それをさらにステーキングして得られるveATIOについて説明します。
$ATIOについて
$ATIOとは、AstridDAOの独自通貨です。
AstridDAOに$BAIをファーミングすることで得ることができます。
現在、この$ATIO自体は売買できませんが、仮置きで1$ATIO=$0.01の価格が付いています。
実際に取引ができるようになるのは、2022年2Qなので、6月~8月くらいでしょうか。
その時にDEX(分散型取引所:PancakeSwapみたいなところ)に上場する予定ですので、その時から実際の値付けが行われるようになります。
実際に$0.01の価格が付くかどうかは分かりませんが、最近だとARTHSwapのIDO(上場)が行われ、1ARTH=$0.5という若干強気な価格にもかかわらず、ものの4,5分で即完売していました。
なので、ワンチャン、$0.05~0.1くらい行くかもしれません。
そうしたら、約5~10倍です!
どうでしょうねー。
そして、この$ATIOですが、AstridDAOへステーキングすることができます。
ステーキングには、一定のロック期間が必要となりますが、veATIOというLPトークンをもらうことができます。
veATIOについては、この次で説明します。
veATIOについて
veATIOとは、ザックリいうと、『特典付きの$ATIO』です。
このveATIOのホルダーには、様々な特典が与えられます。
- $ATIO報酬のブースト
- 運営報酬の共有
- ステーキング報酬の獲得
- 新しい担保資産追加への投票
大まかには、こんな感じです。
特に特徴的なのは、『投票権』が付いているという点。
このAstridDAOは、文字通り『DAO』を目指しており、そのために熱心なコミュニティのメンバーであるveATIOホルダーに、組織の方向性の決定権を与えています。
veATIOの所有割合によって、行使できる影響力が異なり、完全な分散型組織を目指しているんです。
そのほかにも、報酬のブーストがかかったり、運営報酬がもらえたりと、結構お得な特典が満載です。
でも、もちろん、その分のリスクもあります。
というのは、ステーキングした$ATIOが一定期間ロックされて、引き出せないようになるんです。
期間は、1年、2年、3年で選ぶことができ、それぞれブーストされるAPYも変わります。
1年で×2倍、2年で×4倍、3年で×8倍です。
一見よさそうな倍率ですが、明日の状況も分からない仮想通貨の世界で、年単位のロックは、結構シビアです。
ですので、それこそ本当に、このAstridDAOの将来を信じている熱心なメンバーだけが、運営にかかわっていける仕組みになっているというわけなんですね。
veATIO、魅力的ですが、どうでしょうか。
ロードマップと将来性
最後に、今後のロードマップと照らし合わせながら、このAsrtidDAOの将来性について考えてみます。
まずは、ロードマップです。
AstridDAO単一担保ローンチ
募金
マルチ担保ローンチ
IDO
CEXリスト
ガバナンス機能を追加する
XCMフェスティバル
より多くの探検!乞うご期待!
現在は、2022年第2四半期の『AstridDAO単一担保ローンチ』まで進んでいます。(2022/5/4現在)
単一担保なので、現在預け入れることができる通貨は$ASTRのみです。
これがもう少しで『マルチ担保』に対応し、#ASTR以外でも借入れができるようになれば、$BAIを活用する人も増えそうです。
そうなれば、サービス自体が拡大し、よりステーブルコインとして使い勝手が良くなってくると思います。
そして注目は2022年第3四半期の『CEXリスト=上場』です。
ここで一度$ATIO価格が跳ねそうな予感。
その後、どれだけ価格を維持していけるかで、このプロジェクトの成否が決まる感じがしますので、この上場は要チェックというところです。
少し心配な部分として、ロードマップの第4四半期以降がないところ。
ステーブルという割と大きなプロジェクトである割に、長期の計画が出ていないというのが、少し個人的には気がかりです。
この辺の計画が上場前に出てくれば、また評価も上がりそうですが、どうでしょうか。
トータルで見て、僕個人の見解としては、『期待はしているが、現状は深入りしない』というところです。
Astar上のプロジェクトなので、初期は周りのプロジェクトが熱烈に応援してくれると思います。
ですので、現状は比較的資金を入れて、早期参入の高APYを獲得しつつ、でも年単位のロックがかかるveATIOには手を出さない、という作戦でいきたいなと思っています。
いや、個人的には、このステーブルコイン$BAIにはとても期待しているんですよ。
Astarから全チェーンに通用するステーブルコインが生まれたら、なんか嬉しいじゃないですか!
そういう意味で、今後、長期的な視点での運営や提携などに努めてもらえたらいいなって思います。
あ、DAOだからどうなんだろう?
とにかく、応援していきたいプロジェクトの1つではありますので、また情報が入りましたら、共有させて頂きたいと思います!
というところで、今回は以上です。
このAstridDAO、実際に操作すると分かるのですが、使い方が少々ややこしいです。
ですので、また別の記事で、実際の操作方法なども解説していきたいと思いますので、引き続き、よろしくお願いいたします!
>>AstridDAO公式ページ
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